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タイトル中の詩は神戸市長田区の詩人 安水稔和さんの詩です。
追 悼
2000年1月17日 記 あれから5年が過ぎました。毎年、このホームページへお立ち寄りいただきましてありがとうございます。今年は個人的な報告があります。震災日記に登場いたします神戸市東灘区青木の「和菓子のあいわ堂」は一時再開しましたが、2000年新春をもちまして閉店の運びとなりました。多数の皆さまに励まされながらの再開でしたが、青木商店街自体が震災にて壊滅しており、店舗、お客様ともに帰ってくる見込みもなく、また、おじいちゃんおばあちゃんも高齢になりましたので経営を断念いたしました。一見、復興したように見える神戸。特に東灘区の復興の速度はとりわけ速いと思います。しかし、「人」が生きるためのネットワークとか、街のバランス、心の中の「傷」というものは、もう元へは戻らないのかもしれません。 テレビでも、そしてWebでも?、今日ばかりは、いろいろなドキュメントが送りだされるのではないでしょうか?「まだやってんの?」などと思わず、ぜひ、ほんの少しだけでいいです。復興に向けて立ち向かう人たちの生きざまを、取り残されてゆく人たちの焦りを、考えてみてください。そしてできるなら、神戸へぜひ足を運んでみてください。僕は、こんなにタフな生命の素晴らしさを実感できる街を、ほかに知りません。 最後になりましたが、無念のままに永遠の眠りにつかれた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。 2000/1/17 幸形ノブユキ ※震災体験記の数値等はあえて訂正いたしません。僕の震災直後の、身体で感じたままを記入し、平静を取り戻してからの数値変更、文章の変更はしたくないという思いからです。ご了承くださいませ。 |
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